信濃町教会・設計競技案によせて


信濃町教会・設計競技案によせて

■「光」と「影」をデザインした空間を創り出す

「光」と「影」をいかにコントロールして,生命の宿る空間を創り出すかということは,建築にとって永遠のテーマでもあると思います.居心地がよく,かつ精神性のあるスペースを創り出すことがすべての建築にとって重要であると考えます.
利用者のために一体感のある癒しの空間を創り出す
人々が集うスペースにとって,「一体感」というものは最も重要な要素のひとつであると考えます.求心性がありながらも,居心地のよい,人に優しい空間を創り出す事を常に設計する上でのテーマとしています.


■すべての人にとってアクセスのしやすい建築とする

不特定の様々な人が集まる建築にとって,アクセスのしやすさは不可欠のものではないでしょうか.バリアーフリーであること,近づきやすい雰囲気を持っていること,アプローチの空間が楽しさに満ちていること,等が重要と考えます.
緑と建築が一体となった建築計画とする
植物と建築を結びつけ,潤いのある空間づくりを目指します.建築を緑化することは,郊外に立地する建築のみならず,むしろ都市化された地域の建築にこそ,本来必要な事ではないでしょうか.


■「用」と「美」を兼ねそなえた建築をつくる

建築は美しくなければならないと考えています.ただ,建築は単なる美術作品ではなく,れっきとした「機能」(用)を持っています.機能を損なうことなく美 しい物を目指すことは,大変むつかしい事かも知れません.「用」と「美」どちらにも偏らない建築を作りたいと強く思っています.


■品格がありながらもクリエイティブな建築を目指す

建物にとって,「品格」は重要だと思います.建築が社会性を持つ限り,都市の中で品格を持って存在し続けることが社会から求められていると思います.ただ,品格がありながらも新しい提案性のある建築であって欲しいと考えます.
永く持つ建築をつくる

建築が永く持つということは,当たり前のように聞こえるかも知れませんが,現在の日本においては必ずしもそうではないのが現状ではないでしょうか.22世紀を意識した建築とするためには,どうすればよいかを考えてゆきたいと思います.


■ランニングコストに留意した建築計画とする

建築は使う人にとって育まれるものだと思います.ただし,メンテナンスがしにくかったり,ランニングコストが多大にかかったりするのは,使い続ける上で大きな障害となります.設備や,素材の選定などに細心の留意をする必要があるのではないでしょうか.


設計競技案 2002年
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