東京近郊において、境界塀に大谷石が使われているのをよく見かけます。また、フランクロイドライトの旧帝国ホテルに使用されていたのは有名です。数年前に店舗の内装に大谷石を使用しましたが、素朴かつ力強い素材感には魅力を感じていました。そこでお盆休みを利用して、大谷石はどこで採石されるのかを見に行くことにしました。
 宇都宮市郊外の大谷地域に過去に採石を行った「大谷資料館」があり、その地下に東京ドームがすっぽり入るくらいの大空間が存在します。地上は猛暑日でしたが、地下の気温は寒いくらいの12℃! この壮大なスケールの別世界には感動を覚えました。
 近くには大谷石から削り出した高さ27mの観音様が微笑み、『ひとのちから』の偉大さを感じさせる小旅行でした。   (kazu)

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先日、中央区をホームグランドの一つとして活躍されている、野村工芸の三輪祐児さんとお目にかかる機会があり、「勝鬨橋をあげる会」なるものが活動していることを知りました。
http://homepage2.nifty.com/pont/katidoki/index2.htm


推進者の伊藤孝先生の書かれた文章を読むと、「橋の動態保存」「下町活性化のシンボル」といった内容がその目的になっているとの事。
確かに、今更橋が上がったところで、隅田川には佃大橋や中央大橋など新しい橋がその後出来ていて、当初の目的の「船を通す」事には意味をなさなくなっています。
下町の元気を、都市のなかでシンボリックに表現することは、確かにおもしろいし、たとえば東京マラソンのスタートに利用して、上がっていた橋が閉まったら、「ヨーイ、ドン!!!」などというのもテレビ写りもいいでしょうし、一説によると数億円かかるとされる、橋をあげるための費用(主に機械の更新と整備費用とのこと)も、スポンサーが付きそうな気もします。
自分もこどもの頃から見慣れてきた閉じた橋が、この際、「パッとひらく」ところ、見てみたい気がしてきました。
私が所属している、日本建築家協会中央地域会で、現在中央区のマップをつくっていますが、取り上げてみましょうか。
(SUGI)

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