先日、街でみかけた唐撫子の花。秋の七草の河原撫子も有名ですが、この時期頃から咲きはじめます。
見かけた花から、色々と思いだす事、思う事がありました。
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入所したての頃は、植栽の勉強もかねてしばしば皇居や深大寺に行きました。
特に皇居は、皇居内の花を紹介した本もあり、春や秋の季節によく本とデジカメをもって調べてた頃を思いだします。

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現在工事中の沖縄の現場近くにも亜熱帯らしい花が咲いてます。
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馴染みの花もあれば見慣れない花もあります。10年前はデジカメで写真をとってネットや本で調べていました。今ではスマホに花をかざすだけでその場で瞬時に何の花かがわかり、便利になったなとつくづく感じます。


下の絵は、今年何かと話題の時代を舞台にしたアニメ「平家物語」内で描かれた河原撫子。
作中には多くの花が印象的に描きわけられて気になって調べたところ、古川日出男氏現代語訳の「平家物語」にも登場するシーンと植物を基に描かれているようです。
監督は同年代の方で、背景画として漫然と植物を描いてるのではなく、物語の冒頭で有名な沙羅双樹をはじめ燕子花、立葵、都忘れ、鶯神楽など他多くの和の花を数十シーンも情景で描き分けており、とても興味深いです。
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以前、漫画家の方が弊所にも取材にこられてました。設計業務と同じく漫画やアニメーターの現場もデジタル化がすすんでいるようですが、1つの作品のために足を動かし、資料や文献を調べ、最後は手を動かして作品をつくりあげる熱量に尊敬とシンパシーを感じます。

街でみかけた花から思いだした事、思う事でした。

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5月26日は太陽―地球―月が一直線に並び、月が地球の影の中に入ってしまう皆既月食でした。
今回の皆既月食は1年のうちにつきが最も大きく見えるスーパームーンとの重なり期待していました。
しかし、月は南東の低い位置だったため、私の家からは皆既月食を見ることはできませんでした。
月が見えないと娘にラインをしたところ、いつも20時には寝ている孫たちが期待に胸を膨らませて月を追いかけたとのことで、
写真を送ってくれました。素敵な写真とは言えませんが、アップします。
渋谷区ですが、全校で100人くらいの小学校脇から道路に沿って月を追いかけ国立競技場前の三井ガーデンホテルで
皆既月食を見たとのことです。
写真を見て、線路関連の造作物や古い公共の建物の劣化などにも愕然としました。


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コロナ禍の中、ご自愛ください。IMG_8442.jpg

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9月21日から23日まで、新宿駅西口広場イベントコーナーにおいて
東京都建築士事務所協会主催の建築ふれあいフェアが開催されました。
アップさせていただいた写真は中央支部のブースです。
模型は、清水建設株式会社様と弊所が展示させていただきました。

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現場近くの素敵なお店に連れて行って頂きました。


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遠方からお見せを訪れる方も多いとのこと。
納得の美味しくて素敵なレストランでした。

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9/22(金)~24(日)の期間、新宿駅西口イベントコーナーにて
「第18回建築ふれあいフェア2017」が行われています。
弊所も中央支部の展示ブース内に作品を模型と共に展示しておりますので、
お近くにお寄りの際は是非お立ち寄りください。
他にも、技術的な内容から、街の歴史、お子様も楽しめるような体験型の展示等、
様々なブースもございます。

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編集者の方のご紹介で、中野にある「三岸アトリエ」の見学会に参加してまいりました。

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「三岸アトリエ」は洋画家三岸好太郎と妻三岸節子のアトリエです。設計はバウハウスで学んだ山脇巌氏で1934年に竣工。
バウハウスの流れを汲む木造モダニズム建築としてDOCOMOMO-JAPANにも登録されています。


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見学会当日は中野たてもの応援団・団長の小西敏正氏による解説のもと、見学致しました。
アトリエですが明るいガラス張りの空間を希望されたようで、南側に開口部を大きく設けたようです。
(本当は3方向ガラス張りにしたかったようです。大開口に設けられた木製サッシュは暴風時や戦争時の爆風で割れる事も多く現在はアルミサッシュとなっている)

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螺旋階段も要望の一つで、この螺旋階段の上から絵を眺めたとの話。
階段はアルミ材で段板のリブは無く手摺とササラで支える構造。
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三岸好太郎はこのアトリエの完成前に病で亡くなりましたが
妻節子はアトリエを完成させました。
住居として一部増築や改修しながらも、
アトリエの部分は遺志をついで構成をいじらずに守ってきたようです。


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建物が残るというのは、構造・性能だけではなく、残そうとする人の意思と、
意思を共有できる人々との縁が何よりも大切だと
改めて感じた機会でした。

三岸アトリエホームページ<三岸アトリエ

(Mata)


*同じくDOCOMOMO-JAPANに登録されているモダニズム建築として聖クララ修道院に行った際の様子も
以前ブログに掲載してますので併せて御覧になって下さい。
聖クララ修道院


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(↓東京国立博物館と言えば本館エントランスのような、近代的な大空間建築のイメージが強いかもしれませんが・・・)
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上野にある東京国立博物館内(通称トーハク)に、茶室がいくつか存在するのをご存じでしょうか。
本館北側には庭園があり、春秋のみ一般開放されます。
今回は更に、特別展「茶の湯」に合わせて庭園内ある小堀遠州作の茶室「転合庵」が公開されています。(通常非公開)

(↓右側が寄り付き、左側が本席。限定公開とあって見学者が絶えません。)
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(↓本席の外観。以前紹介した同じく小堀遠州作の南禅寺八窓席同様、スケール感や各部材が現代の感覚より細く小さく、ミニチュア感が面白い。)
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↓(2畳台目で天井高も低い小さな茶室だが、連子窓に、躙り口と貴人口が部屋のコーナーを開放するかの様に並んで明るい。
小さな空間だけに、部屋の広さに対して開口部の面積割合が大きい事でより開放性を感じます。)
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↓中柱で緩やかに仕切られた点前座。何か子供が部屋の中につくる秘密基地のよう。。。)
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因みに東京国立博物館の構内には、明治時代に建てられた表慶館から約30年ごとに本館、東洋館、平成館、法隆寺宝物館と建築されています。
目的を建築物に絞って構内の建物を見て回るだけでも、建築史の勉強にもなり楽しいものです。一般入館料だけで参加できる「たてもの散歩ツアー」もあるようです。
(↓上:東洋館は建築家谷口吉郎氏の設計。下:法隆寺宝物館は、その子谷口吉生氏の設計。名建築家2代に渡っての建築に歴史の流れを感じます。)

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余談ですが最近の私のトーハクの楽しみ方は藤森照信氏と山口晃氏による解説が楽しい「探検!東京国立博物館」を片手に建物巡り、季節ごとに構内の樹木を説明してくれる「樹木ツアー」に参加する事です。
構内は広く、回るには体力を要しますが、沢山のソファーやベンチが構内にはあり(中には名椅子も)、持ち込みの弁当を食べたりできる休憩スペースが多いのもトーハクの魅力です。
皆さまも自分なりのトーハク巡りを是非ぜひ探してみてください!
(↓このGWに参加した樹木ツアーマップと昨年秋に参加した樹木ツアーマップ。季節によって紹介してくれる樹木も様々です。)
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(Mata)


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あけましておめでとうございます。

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正月休みの帰省等で飛行機を利用される方も多いと思いますが、羽田空港につながる東京モノレール路線内の天王洲アイル駅に建築模型を扱ったミュージアムがあります。

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住宅から商業施設まで、最新建築の模型もあり幅広く展示されています。

完成した模型だけでなく、スタディ模型も展示され建築家ごとに異なるスタディの多様性もおもしろいです。
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模型といえば、弊所にも打ち合わせ室と兼ねて模型スペースがあります。
実際に建った建築もあれば、コンペ案の模型も多く置いてあります。


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はじめて来所される多くの方が、模型達をみて驚いてくれる事務所の宝物です。
こちらも、打合わせ等に来られる際はどうぞ、御覧になってください。

2017年も引き続き宜しくお願い申し上げます。

(Mata)

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昨年に続き、今年も「かながわ建築祭」の茶室コンペに応募致しましたのでその様子をお伝えしたいと思います。
例年の様に優秀賞の3作品が実際に展示されています。
左からシナベニヤ板を用いた茶室・発泡スチロールを用いた茶室・ダンボールで構成した茶室。
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限られたコストと制作時間の中で、2畳の空間を構成する「構造」・「素材」について、面白いアイディアが色々と発見できるのがこの茶室コンペの醍醐味です。


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厚さ1.6mmのシナベニヤ板をボルトとナットで繋ぎ、軽やかな構成の茶室。


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ダンボールのルーバー材で構成した茶室。

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躙口からの様子。立方体のマッスを対角線方向にくり貫いた様にルーバーを配置する事で、視線の抜け方が豊かなになる面白いアイディアです。

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私の今年の案は、本をおもてなしのツールの一つと捉えた案です。3種類の本棚、計20個を使用した茶室は構成自由で、天井の高低や窓の有無、室内の粗密感等、数パターンの茶室が作れます。更に、飾る本を組み合わせれば、人それぞれのオリジナル茶室ができるというコンセプトです。

来年も優秀賞目指して、トライします!

(Mata)

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