先日「沼津の家」が上棟した。どんな建物でも建ち上がった姿に初めて対面するこの上棟の瞬間はすごく楽しみで、また恐怖でもある。実際対面してみて堂々とした姿に感激し、少しホッとした。
今回の施工は初めてお付き合いする修善寺の職人集団で、木材の加工はプレカットではなく昔ながらの手刻みである。この上棟の日を迎えるまでに工務店の社長や大工さんと何度も打合せを行った。普通の大工さんなら何か難しいデザインの部分があると、「そんなのやった事ないからできない。」から始まって、僕達がいろんな角度から説明し、必死に説得する事になるのだが、今回の大工さんは設計担当である僕の前では難しい顔1つせず前向きな提案をくれる。その前に舞台裏では相当悩んで考えておられるらしい。しかし根本的に知恵を絞る事を楽しんでおられるように見える。
上棟式の前に僕が現場で写真を撮っていると、自分達の作った建物がより良く見えるように必要以上に片付けを始められ、僕の顔をみてニコッと笑う。誇りを持って仕事をされているのだなと感じ、とても嬉しくなる。

大人の余裕を見せつけられ頼もしく、こんな職方もいるのだと感激している。学ぶ事の多い現場になりそうだ。負けないように一緒に作らせて頂きたい。
式を開いて下さった建主さんには本当に感謝。キャラクターの浮き上がる素敵な自己紹介を頂き、職方の印象にも残ったようだった。


(choina)

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