現在工事中の住宅、「等々力の家」が上棟しました。


川口邸上棟.JPG
3階の一番高い昇り梁を架けるところです。
大きな掛け声が響き渡り、隣の工事中の現場の職人さん達も、出て来て様子を覗いています。

私もふるさとに伝わる一子相伝の家宝、「しまんちゅ木槌」を持参して・・・

しまんちゅ木槌.JPG

打ち込みます!!

うちこみ.JPG

という事はしません^^;
設計事務所の仕事は、上棟の為の「プレカット内合わせ」を行います。

川口邸プレカット.JPG

約20枚近くなるプレカット図で柱や梁のサイズや高さ等を一本一本、
チェックしていきます。
非常に重要かつ時間のかかる作業ですが、正確な図面になるまで工務店と構造設計の方も含めてこの図面のチェックと修正を何回も行います。


川口邸上棟吹き抜け.JPG
生活の受け皿となるダイニング付近からの写真です。
ダイニング上部は吹き抜けがあり、半層下がった先にリビングそして庭へと続きます。
垂直性と水平性をが交差する空間構成がこの家に広がりを持たせています。


川口邸内部模型.JPG
川口邸模型1.JPG

内観模型と外観模型です。

川口邸内観模型.JPG

パース.jpg


設計中に模型やパースを使ってイメージしてきた空間が立ち上がってくる上棟の様子は設計担当者にとっても何度経験しても嬉しいものです!!
又、実際の空間を目の前にして更なる創造欲も湧いてきます!


DSCF5527.JPG

お祝いとお守りの意をこめた幣串も。

川口邸上棟夜.JPG

丸々1日かけて組み立てて頂きました。お施主様、改めましておめでとうございます。
職人の皆様もありがとうございました。

(Mata)


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間もなく竣工します「興野の家」の様子です。
オープンハウスは11/30(土)の午後から行う予定でこちらの方も後日また案内します。

gaikan131118.JPG


少し前に現場には階段がつきました。
設計側のデザインのわがまま?も有り大分遅い時期にとりつけて頂きましたが、無駄な金物も露出せずシンプルで美しい階段ができました。

kaidan2131118.JPG

親柱も何事もないように立っていますが、職人さんが床下にもぐって収めてくれた渾身の下地によってなりたっています。
kaidand1131118.JPG

この手摺の曲り部分も然り..満足するものができるまで現場でしかわからない多かれ少なかれのストーリーがあります。工務店・職人の皆様に感謝です。
kaidan131118.JPG

無事、形もきれいに納まったところで塗装して頂きました。
kaidan3131118.JPG

内装の色決めの際は候補の色サンプルを現場で作成してもらいます。
外壁・床・壁・建具などと照らし合わせながらお施主様とイメージを共有しながら決めていきます。

sample131118.JPG


次回はほぼ完成に近い様子をお伝えできると思います。


(Mata)

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興野の家の足場が外れました。
上棟以後、外観が再びあらわれて、工事もいよいよ最終段階にさしかかっています。

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深い軒と都内でありながら広い前庭が特徴の家です。


okinokin3.jpg

グレーの外壁が木造住宅の形でありながらクールな印象に引き締めています。
お伝えできなかった上棟時の様子も比較しながらご一緒に。
okinoz1.JPG


okinoz2.jpg
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ファサードの決め手となる軒先です。雨樋は見えない様に且つ薄く見せるように気を付けました。
okinokin1.jpg

出来てしまえば一瞥しまいがちなディテールですが、決めるまではスケッチで提案したり、逆に提案を頂いたりして作成します。
nokiuraskech.jpg
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これからどんどん仕上工事です。次は内装の様子もお伝えできたらと思います。

(Mata)

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弊事務所のお向かいの画廊、「万画廊 YOROZU GALLERY」さんにて個展にお邪魔させていただきました。
三連休とあり一段と華やかになるギンザの街を尻目に仕事にいそしんでいると、お向かいの画廊ではワイングラス片手に談笑する人たちの姿が。個展のレセプションの楽しそうな雰囲気に堪らず席を立ちました。画廊という世界に敷居の高いイメージをもっていましたが、おそるおそる覗き込んだ我々をあたたかく迎えて下さいました。

山村國晶先生は非常に抽象的な作風で、美しい色彩に引き込まれます。近づくと、重ね塗りのテクスチャから技法や模様の規則性などについて想像をかきたてられます。おおらかな先生のお人柄もあってか素人の我々でも愉しく入っていける世界に感じました。
幼少より音楽養育を受けた先生がタイトルに音楽用語を用いられていたことに、音楽好きの私は不思議なご縁を感じました。

思いがけず銀座らしさを満喫した休日の夜。
万画廊さんありがとうございました。


尚、山村國晶 個展は今月20日まで。ご興味ある方は以下HPをご覧ください。
http://www.yawoyorozu.com/

(bob)

山村國晶 個展1.jpg山村國晶 個展2.jpg

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彰国社より出版された 住宅の階段(ディテール9月号別冊)に、
折返し階段の一例として 烏山の家(2001)が掲載されました。
機会がありましたら是非ご覧ください。


住宅の階段表紙

住宅の階段-1

住宅の階段-2

住宅の階段-3

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少し前の話になりますが、愛知県の常滑市に行ってきました。
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焼き物の町で知られる常滑ですが、本当に町のいたるところで焼き物が使われおり、歩くだけで楽しめます。
坂道が多いのですが、地形に合わせた焼き物の使い方・見せ方のおかげで飽きず疲れず散歩できました。
 
また、建材・設備機器会社のLIXILが運営するINAXライブミュージアムにも行きました。
すでに解体された建物のテラコッタ(花や幾何学模様、動物などの彫刻が施された大きな焼き物装飾)を見ることができ、その細やかな造りに見入ってしまいました。
R1200794.JPG
タイル博物館にも行きたかったのですが、時間がなく断念。
次の機会にとっておこうと思います。

お近くに行く機会がありましたらぜひ。

(mar)

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人間不在の建築

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経年による風化によってつくられたアーチ


photo2-2.JPG

経年による堆積によってつくられた砂漠
どちらも自然の力によってつくられた建築


建築家不在の建築

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石を組積してつくられた家の壁


photo4.JPG

土を組積してつくられた小屋の壁
どちらも風土と機能に忠実な名もない建築

これらの建築は、昔から存在し、現代建築には
ない力強さや美しさがあります。

(Akko)

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今や観光地になりつつある蔦屋書店。


T型パネルが印象的な建築です。

1.jpg


時間を見つけては、ここに入り浸ります。


最近は写真集を見にいくことが多いのですが、今回目に留まったものは、エドワード・スタイケンの写真集。
生まれが1879年のアメリカの写真家です。


もちろん修正が効かないフィルム写真の時代の作品ですが、
どの写真もすごみや美しさがあり、圧倒されるものがほとんどです。


写真2.jpg


写真3.jpg

構図のバランスだけではなく、対象とするそのものの本質や、背景などを理解し集約し、それを表現できる力があるからこそ、素晴らしい写真ができるのだろうなと感じました。


久しぶりにお気に入りの写真に出会えて幸せな休日でした。


(sako)


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三鷹にある国立天文台を見学して来ました。
写真は1929年に建てられた大赤道儀室です。
今は運用を停止して、有形文化財になっております。
天文台1.jpg

天文台2.jpgドーム状の天井は回転するために軽量である必要があったため、
造船所の技術を応用して作られた木造のドームになっております。

天文台3.jpg研究施設であったため、意匠的意図があったかは定かではありませんが、
必要をもって作られた構造が美しい空間を生み出していました。

(ino)

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昨日鎌倉に行ってきました。
明月院の紫陽花は今が満開です。


明月院紫陽花.jpg


明月院は事務所のブログで既出ですが
”Mataさん”も果たせなかった悲願の
季節限定「菖蒲園」を拝見することが出来ました。


菖蒲園.jpg

紫陽花も菖蒲もとても綺麗で、本当に魅力的でしたが
今回一番の楽しみにしていたものは円窓の外観でした。
菖蒲の花が見頃の、今の時期だけ見ることが出来ます。
建物の和の佇まい、日本庭園、そして円窓。
これらが合わさった時の素晴らしさを実感できました。


明月院外観.jpg

明月院からはハイキングコースに移動。
そのまま山道を歩くことおよそ1時間半。

山道.jpg


それは突如として現れました。
地元では「天空のテラス」と呼ばれているそうですが
まさに自然と調和した美しいカフェです。

樹ガーデン.jpg

気づかない人は全く気付かないような場所にありますし
山道の途中でこんな素敵なカフェがあるとは思ってもみなかったです。
木漏れ日と豊かな自然に囲まれて、疲れも吹っ飛びました。

樹ガーデン2.jpg

このカフェのレンガはオーナーが
長年かけて自分たちで積んだものだそうで
カフェを開こうとしたきっかけも
「道に迷った人」や「トイレを貸りに来た人」
の対応をしているうちに自然発生的に思いついたとのことです。(オーナー談)
地域や環境に寄り添った
とてもヴァナキュラーな空間であると感じました。

看板.jpg

大変気に入ってしまいました。
バーベキューも出来るそうですので、
近いうちにまたお邪魔したいです。


本当に良い休日を過ごせました。
この場を借りてご紹介下さったお施主様にも感謝申し上げます。

(Shira)

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