現在発売中のムック「上質な住宅をつくるための既製品活用ガイド」(エクスナレッジ)にわたしたちが以前設計した住宅のスイッチプレートが掲載されています。
大きなワンルームのような家の各所の照明のスイッチを一か所にまとめ、照明配置図をプリントしたパネルに、各照明の位置にその照明のスイッチを埋め込んだ試みです。
文字ではなく直感で照明とスイッチの組み合わせがわかるように意図しました。
鎌倉のレストランでお昼ご飯をいただきました。
一軒家を改装してお店にしたそうで、アットホームな雰囲気の内装です。
料理は野菜や魚介など地元近郊の吟味された食材をもちいて丁寧に調理されているようです。
おいしくてボリュームもありお手頃です。
お近くにお寄りの際はお勧めです。
「Salle å manger de Yoshino サラマンジェド ヨシノ」
http://samdyoshino.wix.com/home#!chef/c1c9t
絵画を多数所有されており、空間に合う絵画の配置などを慎重に決めらました。
カーテン生地はインテリアファブリックのブランドであるフィスバ社で統一されました。
フィスバ社はヨーロッパテキスタイル発祥の地であるスイスアルプス山麓にあるサンガレン
を本拠地とするハイクオリティなファブリックを取り扱っております。
フィスバのHP → http://www.fisba.co.jp/
リビングの南側と北側に同じ生地のカーテンを設置しました。レースの葉型模様が賑やかな雰囲気を演出しております。
主寝室の壁のアクセントウォールになるようにと選んだ壁紙はイギリスのドゥグルネイ社のハンドメイド壁紙をセレクトしました。
ドゥグルネイ社 → http://www.degournay.com/lang/ja/savoir_faire.php
職人さんが手書きで1枚1枚描くそうで、納期は半年以上掛かるものですが、待ちに待ってやっと張られました。
実際に見るともはや壁紙ではなく、名画のようです。ベッドも配置すると少し隠れてしまうのが、
もったいないとさえ思えてしまいます。ベッドや主寝室のカーテン生地もこの壁紙が貼られてから
決めるとおっしゃっておりました。奥様は住まい様々な物にとても強いこだわりをお持ちのお方で、
今後もこの家の素敵な模様替えは続いて行きます。
(USU)
先月、富士山で行われました、
建築関係者による自転車イベントに参加して参りました。
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自転車は、メカでありながら人間的で、建築と共通点が多い気がします。
パーツの素材、アッセンブルやカラーリング、セッティングを考えることは
建築の設計のようであり、建築も自転車も結局最後は『人』です。
また、建築行脚の友に自転車は最適です。
行動範囲が広くコンパクトで、建物空間のみならず環境を体で感じられます。
…そのためでしょうか、建築関係者には自転車好きが多いようです。
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有名建築家のC氏、T氏も自転車をこよなく愛する方々。
お二人の事務所が主催するそのイベントは、来年で10周年を迎えるそうです。
実に100名程の方々が集まり、記録会、BBQ、チャリティーオークションが行われました。
記録会では、富士山の麓をスタートし、
標高2,300mの五合目のゴールを目指し、距離25kmを駆け上がります。
日本最大のレースイベント、Mt富士ヒルクライムとほぼ同じコースレイアウトです。
杉浦事務所自転車競技部からは、あいにく単騎での参戦となりましたが、
同業ライバルの方々に存在感をアピールするためにも、道場破りのつもりで挑みました。
、、、実際はそんなギスギスした雰囲気はなく、
炎天下の霊峰を前に不思議な団結感の中での出走となりました。
2年前の夏、運動中に倒れた杉浦英一を偲んで、喪章とともにスタートしました。
結果、トップタイム1時間18分で登り切り、優勝致しました!
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同じ下山グループの方々とともに
下山後には麓のキャンプ場でBBQが行われました。
若手スタッフの方々の統率の取れた作業は素晴らしく、
同業の先輩方とお話しする機会にも恵まれ、愉しい時間を過ごさせて頂きました。
持ち寄り方式のチャリティーオークションの売上金は震災復興へ寄付されたそうです。
素晴らしいイベントにお呼び下さいました関係者の皆様に
この場をお借りして御礼申し上げます。
来年はもっと良い記録を出せるよう、精進して参ります。
bob
お盆休みの間に青山の岡本太郎記念館にいってまいりました。
太郎のアトリエ兼住まいが記念館になっております。
ちなみに建物は坂倉準三の設計です。
生命力にあふれた力強い作品にと圧倒されました。
アトリエの設えがそのままの状態で展示されており、創造、製作のエネルギーが今も漂っているようでした。
エネルギーをもらったようで、夏バテが吹っとんだ気分で館を後にしました。
皆さんもどうぞ。
上の写真は記念館にて購入した書籍についてきたポストカードです。
現在進行中の「寄居の家」計画にて、軸組模型を製作致しました。
弊所では、計画初期段階における1/100のスタディ模型や
実施設計段階のより具体的な1/50のもの等、模型をよく作ります。
素材としては加工しやすく素材感のあるダンボール素材の他、
空間の構成や造形そのものにフォーカスするため
あえて色やテクスチャを排除し白いボード材を用います。
本計画では、当初より御施主様所蔵の木材を活かすという
コンセプトがあり、木の構造そのものが主役になるため、
木材を用いた骨組みの模型をつくることになりました
↑縮尺は1/30と大きく、机にのらないほどなので2ブロックに分かれる様にしました
材料は全体に檜を使用しております
↓躍動感溢れる丸太梁の架構を表現するため曲線部材は一本づつ手作りで削り出しました
一部、部材接合部に組手を用いました
相欠きにした五角形断面の部材が交差します
鉛筆ほどの太さの棒がしっかり噛み合いました
青空バックに見上げると上棟時のイメージが広がります
まもなくの着工予定、引き続き精進して参ります
bob
4月末にオープンしました、私たちの事務所で設計させていただいたCafeふわっとんへ行ってきました。オレンジ色の小物がポイントになった落ち着きつつも明るい店内です。一般的なランチの時間は過ぎているにも関わらず、お客さんは途切れずお越しになっていました。そこで建物の内部の様子は次回にさせていただき、今回はランチのご紹介させていただきます。
Aランチのエビとアボカドのサンドと玉子サンドです。色鮮やかなサンドで美味しそうです。
Bランチのチキンサンドと玉子サンドです。私はこちらをいただきました。チキンは食べやすくサイコロ状にされており、トマトも調度良く熟された甘いトマトでした。玉子サンドは厚い玉子にベーコン、チーズ、トマト、レタスと具沢山でボリュームがあります。どちらのセットもさらにポタージュとポテトサラダがついています。ポタージュがまた濃厚で優しいお味です。ポテトサラダもしっとりと舌触りのよいものでした。
デザートも凝っていました。プリン、ショコラケーキ、クッキー(サツマイモとホウレン草)、どれも手作りだそうです。クッキーは卵、小麦、牛乳不使用でアレルギーのある方も安心して食べられるとのこと。サクッと軽いクッキーで教えていただくまで気づきませんでした。
今回は大机の席でゆったりさせていただきました。次回は窓辺の吹抜けのある席にお邪魔したいなあと思っています。美味しいランチをありがとうございました。
4月になりますが川越に私たちが内装設計させていただいたカフェ「BEIGE CAFE」がオープンいたしました。
安心・安全な食材にこだわった、野菜中心のメニューを提供するカフェです。
内装はベージュ色調のグラデーションと木を基調とし、家のリビングにいるような落ち着いた空間としています。
川越にお越しの際はお茶のひと時にご利用いただければと思います。
昨年末に竣工した浜松の家に訪問する機会があり、暮らしぶりなど色々と確認する事ができました。設計者として考えていた事、期待していた事、予期せぬ事など、様々な状況を目で見て、お話をお伺いする事は我々設計者に取って、本当の意味での勉強になります。
私としては、我々が考えていた事以上に様々な発見をしながら、住まい手自身がアレンジしながら、豊かに暮らしていただけると何よりもうれしく思います。
浜松の家では、奥様が様々な美術品を所有されていることもあり、オブジェが住宅内の至る所に飾られており、さながらプライベート美術館のようでもありました。これから徐々に植栽工事を進めながら、ゆっくりとアレンジされていくこの住宅を見守って行きたいと思います。その中の一部をご紹介致します。
我々が目指す建築は、空間のシンプルな構成・緑と風がそよぐ外部と内部の気持ちの良い繋がり・素材の持つしっとりとした落ち着いた雰囲気・住まい手がアレンジするインテリア・様々なキーワードがありますが、それが凝縮された本「美しい住宅をつくる本」がエクスナレッジから新たにA4版で出版されておりますそちらもどうぞよろしくお願いいたします。
(USU)
神戸の家が竣工いたしました。
木造2階建て、中庭を囲むロの字型プランの住宅です。
シラス壁とムクのフローリング等の自然素材が美しく映える、シンプルで明るい家になりました。
○中庭とリビング
中庭に面して大きな吹抜けと開口を設けました。中庭に面する他3面は1層のため、大きな空が見える大変明るく開放的なリビングです。
○キッチン
白を基調としており、コンロ前の壁面にのみ用いたブルーのタイルがポイントになっています。
○浴室・脱衣室
壁面はカラーガラスタイルを使用しました。ガラスなので施工上厳しい箇所がありましたが上手く工夫していただき、ガラスタイルならではの透明感が得られました。
○サロン
吹抜けに面した開口によってリビングとの一体感を持ちつつ、天高を抑えた落着けるスペースになっています。直接日光は入りませんが、柔らかい光が入ります。
お施主様の優しい雰囲気に合う住宅を目指しましたが、今後住まわれることで更にお施主様らしい住宅になっていくことと願っております。
現場ではお施主様と笹原建設様と共に、木についてや建築に限らず創作することの楽しさなど、様々なお話ができ大変勉強になりました。ありがとうございました。
(mar)