千葉県の市川市にて計画中の住宅の経過をご紹介します。
以前ブログにて紹介しておりますが、当時は屋根形状を勾配屋根にて
計画しておりました。建物の外観をよりシャープにシンプルかつ大胆な
構成にしましょうと、お施主様との打合を経て検討を続けておりました。
屋根をフラットルーフとし、2階の一部を片持構造とすることで、
2階の(平面的に)L型の箱部分が浮いているような表情になりました。
地面から立ち上がっているリブ状の2つの箱の上にキュービックな箱が
軽快に浮いているような外観になることを意図しております。
リブ状の箱の開口部はルーバー材を取り付けて、風・日光を取り入れ
つつ、開口部があると分かり難くすることで、リブ状の箱を一体的な
シンプルな意匠にしたいと思います。
プランは中庭をL型の箱と水廻りのI型の箱と外壁が囲むように配置した
コートハウス型となっております。近隣からの視線が気にならないので、
中庭はのびのびとくつろげるアウトドアリビングと呼べます。
計画敷地は南・西・北と3方向開けておりますので、北側の外観も
シンプルに構成したいと思います。雨樋・縦樋・エアコンのドレン管
などの設備を見せないで納めることも検討しております。
基本設計が終了し、これから実施設計に移ります。
基本設計時に出てきた、様々なアイデアのディテールを実施設計図面
に落とし込んでいく作業がこれから始まります。 (USU)