現在工事中の「世田谷の家」の様子をお伝えいしたします。
住宅地に立地しつつ、近隣からのプライバシーに留意した屋外空間をもった中庭型の住宅です。
屋内の各部屋は中庭に向けて開いており、開放的でありながら落ち着いた生活のできる家をめざしました。
今後中庭に樹木が加わりますとより心地よい空間となります。
アメリカでの大谷翔平選手の人気がすごいことになっております。
スタジアムにも観客が多く観戦に訪れております。
一方では、ハーバード大学構内では、感染対策として外部に椅子等を新たに
設置して、人との離隔距離を保つことを行っております。
人が集まる場所である建築と、人との離隔距離を保つ必要があるコロナ対策
について、考えさせられます。
赤坂でのオフィスビルの現場が終盤に差し掛かっております。
足場解体が始まり、外観が表れてきました。
コンクリート打放の外壁とカーテンウォールが調和した外観が
街の風景に溶け込み始めたように感じます。
対面側に高台の公園(一ツ木公園)からのビューとなります。
前面道路からの見上となります。スパンドレル部のバックボードをセットバックして
納めたことにより、陰影が表れております。
側面側は柱型のコンクリート打放・リブ型枠のテクスチャ感の強いコンクリート打放
・ジョリパット吹付の仕上とし、色の調和を図りました。リブ型枠の竪ラインが荒々しく
力強い印象です。リブ壁の上下間のサッシはスチール製作により、出窓状に持ち出すことで
リブ壁と同面納まりとしております。
西側の外観は避難バルコニー・避難階は軒裏をコンクリート表しとし薄いスラブが
連続する意匠として計画しました。
赤坂通りからの外観について、設計中も施主様と検討を重ねました。屋上の柱型の突出部が
アクセントとなっております。
引き続き竣工まで現場監理を遂行して参ります。
エクスナレッジ社から出版されています
「木造住宅ディテール集 最新版」
に私共が設計致しました、「吉祥寺の家2」が掲載されています。
書店にお立ちよりの際は、是非ご覧になってください。
*「吉祥寺の家2」の様子は弊所HP内のWORKSからも御覧になれます。
現在進行中の住宅案件です。
階段のデザインが全体コンセプトの大きな要素という事もあり、
設計時の模型スタディから数パタン、
現場にはいってからも部材の構成や溶接による影響も鑑みながら
ディテールを確認しています。
出来上がるとこれらの工夫は見えなくりますが、それも乙なものです。
(Mata)
5月26日は太陽―地球―月が一直線に並び、月が地球の影の中に入ってしまう皆既月食でした。
今回の皆既月食は1年のうちにつきが最も大きく見えるスーパームーンとの重なり期待していました。
しかし、月は南東の低い位置だったため、私の家からは皆既月食を見ることはできませんでした。
月が見えないと娘にラインをしたところ、いつも20時には寝ている孫たちが期待に胸を膨らませて月を追いかけたとのことで、
写真を送ってくれました。素敵な写真とは言えませんが、アップします。
渋谷区ですが、全校で100人くらいの小学校脇から道路に沿って月を追いかけ国立競技場前の三井ガーデンホテルで
皆既月食を見たとのことです。
写真を見て、線路関連の造作物や古い公共の建物の劣化などにも愕然としました。
2004年に竣工したスパイラルウォールの家に訪問させて頂く機会がありました。
お施主さまの趣向も素晴らしく、杉浦や当時の担当者の設計話を伺える幸せな時間でした。
写真は現在の様子です。
下記の弊所HP内ワークス内からも竣工当時の状況がご覧になれます。
スパイラルウォールの家
赤坂でのオフィスビルの現場が着々と進行しております。
現在は6階床配筋まで進んできました。6階まで床ができて
くると、どの方角へのビューがいいかなど目視で確認できます。
今回の構造はプレストレストコンクリート造で、柱・梁それぞれにプレストレスを加えます。写真は柱に対して緊張工事を行っている様子になります。油圧ポンプにて圧力を加えメーターで数値を監理しております。
外観はコンクリート打放を主体としておりますが、凹凸テクスチャのリブ状型枠にて縦ラインのアクセントとして採用しました。型枠自体は発泡スチロールを特殊加工したものです。
プレストレスト導入により、よりスリムな架構が可能となります。コンクリートの門型架構が力強く美しく感じます。
配筋の様子です。
躯体上棟まであと3層です。お施主様・現場と三位一体となって、より良いより美しい建物になるよう努めて参ります。
コロナ禍の中、地震など不安なこともございます。
穏やかな日々を祈るばかりです。
富山から、元気いろのチューリップを届けていただきました。
写真をご覧になっていただければ嬉しく存じます。