以前旅行で行ったニューヨークのチェルシーというところは、コンテンポラリーアートのギャラリーが数多く密集しているエリアとして有名です。もともとが倉庫街であった場所を再開発によって、世界中のアートが集まる場所となりました。ギャラリーのスタッフが声を掛けてくることもなく、気軽に出入りできる雰囲気で、アートが堪能てきる場所です。
おもしろい展示をひとつ紹介します。


近づくと、そこはギャラリーいっぱいにバラが咲いていました。蜂やてんとう虫、蜘蛛が花にくっついているかと思えば、タバコの吸殻やお菓子の食べカスなどが道端に捨ててあったり。
もちろん全て造られた一つの作品。


花に囲まれると、自分が小さな虫になったような不思議な感覚です。
もともとの倉庫の空間を利用しているだけあって、空間をダイナミックに利用した作品が多く見られ、とても刺激的な体験でした。
体感できるアートというのは、興味のない方でもとっつき易いのではないでしょうか。
ニューヨークまで行くのはなかなか大変ですが、私たちの事務所のある銀座・日本橋界隈にも負けないほどたくさんのギャラリーが点在しています。ひとつひとつの規模は小さいものの、多種多様な作品が集まっています。日常のスパイスとして、そうしたギャラリーを覘いてみるのも楽しいかもしれません。
(aki)